こんにちは。お正月気分も抜けて、いざ日常が戻ってくると毎日あっという間ですね。きゅっと寒い日が続いて温めるととても気持ちの良い季節になりました。
温める。温めることがなぜ良いのでしょうか。
免疫が上がるから?
これは最近よく云われていますね。温度が1度上がると免疫が30パーセント増えるということはみなさんご存知かと思います。
実は免疫力アップ以外にも温めると良いことはまだまだあります。
今日は数ある温めて良いことの中から温めると気持ちが整うよというお話です。早速引用していきましょう。以下の文章は、温熱医療の専門家の先生による、「ほどよい温めが身体にもたらすプラス作用」の一節です。
自律神経の活動度が上がります交感神経と副交感神経を調整し、温め中は副交感神経優位 に導きます。環境の変化や日内変動に応じた自律神経の活 動をスムーズにする働きも期待されています。(引用元 身体に優しい温め読本 医学博士 奴久妻智代子)
自律神経。心臓を動かしたり、呼吸をしたり、本人の意識に関係なく活動する神経です。
交感神経が優位だと緊張、副交感神経が優位だとリラックスになります。
つまり「気持ち」にとてもゆかりが深い神経なわけです。
ここでいう緊張は、人前にでてドキドキ、ではなくて気が張っている状態のことです。緊張が全てダメ!ということではありません。人間は動物なので、日中活動するにあたり、緊張することは必要な要素です。
大切なのは緊張しないことではなくバランスをとること。
身体に優しい温め方をすると気持ちのバランスが整うよ、と温熱医療の専門家 奴久妻先生はいっているわけです。
とくに最近は緊張過多のお客様が急に増えた印象があります。
時節の影響なのでしょうか。
普段の仕事やおうちのことだけでも十分に気を張っていたのに日中からマスクを強いられ呼吸が浅くなり交感神経が優位になっているのかなと推測していますが、さてさて実際はどうなのでしょうか。最近、屋外で気持ち良く呼吸できてますか?とにかく、どんな手段でも構わないので、ゆるゆる温めて、深い呼吸をして心身を労ってくださいね。
意外に下手なウィルスより、自律神経を崩す方が深刻かもしれませんよ。
私の個人的な所感ですが、交感神経優位の人、つまり緊張過多の生活をしている人ほど自覚が無い方が多い気がしています。
自分は大丈夫だよ、と思っている方ほどぜひいちど生活を振り返ってみてくださいね。
ちなみに、表情も硬く無口だったおじさまのお客様が体温が上がるにつれ、日増しに饒舌になってとても同じ人とは思えないほど和かになってしまうのは、結構良くある話です(竹屋陶板浴あるある)。それくらい体温と気持ちは相関があるんですね。
温めるポイントは、急に熱い場所で温めるのではなく緩やかにじっくり温めること。
ゆるゆる温めて、気持ちのバランスを整えてみてくださいね。深い呼吸で新鮮な空気をたっぷり吸うのも必須ですよ。
株式会社竹屋陶板浴(産業カウンセラー)宇野 武
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自分の身体だから、自分が一番大切にしてあげてくださいね
竹屋陶板浴では月に一度がんの方向けの交流と学習を目的にした「たんぽぽの会」を主催しています。
(よく誤解されるのですが)私たちスタッフが特定の療法や治療を強制することはありません。
なにが合うかは人それぞれです。
ただし選択肢は多いほうがいいと思っています。その為に知見を広げる切っ掛けに少しでもなれば、という学習会です。
さて、今月のテーマは血液検査の見方でした。血液検査の結果から免疫の見方からはじまって今回も深い内容になりました。ほんの一部ですが抜粋したので、ぜひご覧ください。
(司会 竹屋陶板浴スタッフ まりさん)-白血球の分画と免疫の話
まずは基本的な見方です。
WBC 白血球
LY(%) リンパ球MON(%) マクロファージ
NEU(%) 好中球EOS(%) 好酸球BAS(%) 好塩基球
お医者様の中には白血球の多い少ないを抗がん剤の目安のように、免疫が高い低い、だけで使う方もいらっしゃるみたいですが、実はもうすこし深い見方もできるんです。
白血球の中でも役割分担があるんですよー
まずはリンパ球。免疫の主役。異物を記憶して抗体をつくって再び攻められたら排除します。がん細胞を主にやっつけるのも実はリンパ球。
つぎに顆粒球。好中球、好酸球、好塩基球の総称です。怪我をした時に雑菌が入らないようにするのはかれらの役目です。
単球もみてください。単球は最初に異物を排除してくれる頼もしい免疫です。しかも単球が多いのは今から血液が増えていくて目安になる。
血液だけに関わらず、検査の結果は必ずもらってくださいね病院によっては先生が見るだけで渡さないところもありますから。
どんなものでも「先生、資料いただけませんか」といってもらっておくといいですね言えばくれますから。
竹屋陶板浴では自律神経免疫クリニックの永野先生の往診が定期的にあって、分画だけみてくれるのでこれくらいは調べてもいいかもしれませんね。
-免疫と温熱の話
これは東京にあるサーモセルクリニックの先生方が患者さんやスタッフさん10人連れてきてくれて。
それで、入る前に尿検査と血液検査、出た後に血液検査をした表です。
この時に白血球の中のリンパ球が上がっているよという結果です。先生から理想的な上がり方とコメントもいただきました。
さて、この中でリンパ球が上がらない人もいたんです。その人が、当の先生で(笑)
流石に先生なので、陶板浴に入浴している間に自分の脈を調べたりとか、他の方の採血をするのに出たり入ったり。
とにかくリラックスして入れなかった。入浴時間も長かった。
それで、血液検査の数値を測ったら、ひとりだけ下がってしまいました。
どんなに免疫にとって温めることがよくても、リラックスを伴わなかったら数値は上がらないんですね。
それが結果として出ています。
岩盤浴とかサウナの場合は一気に熱を上げるそうすると、温まるけど、冷めるのも早い。
陶板浴はゆるやかでしょじわっと温まるから深部体温もしっかり上がるんです
岩盤浴も湿度が高い。汗を一気にかかせる。
見かけは似ているけど、全然ちがう。
陶板浴でも、入ってみて熱いなーと思ったら我慢しているわけじゃないですか
我慢すると交感神経が優位になって顆粒球が増える。だから免疫も下がってしまうわけです。がんの人は顆粒球よりリンパ球を増やしたいからね。
リラックスは呼吸に現れますね、深呼吸は最初に吐く気持ち良い時は皆同じ。
お風呂もそうですよね。はいったら、「はあぁーーー」と声がでるのと同じです。
陶板浴でも時計に拘らない頑張りすぎると大変です。
あと岩盤浴との違いは熱源がお湯かどうか。電気で温めると、白血球の数は上がりづらいそうですよ
なのでご自宅のお風呂や湯たんぽも良いんですね
食べ物も電子レンジで温めるより蒸したほうが美味しいですよねー
(今回の参考書籍 ナツメ社 体温免疫力 安保徹著 )
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こんにちは。いよいよ寒さが増してきましたね。お身体の調子はいかがですか?
今年に限っては、疲れがとれていなかったり、気持ちが安定しないという方が例年より多い気がしています。
というわけで、今日お話ししたいのは、緩やかに温めて気持ちを整えるということについてです。
冷えていないから温めなくて良いよ!と言われそうですが、
実は緩やかな温めは冷え対策だけではなく、メンタル面にとって良いことがたくさんあります。
まず抑えておきたいのは、自律神経です。
ご存知の通り、自律神経はメンタルと密接に関係します。
自律神経とは、我々の意志とは無関係に体の働きを調節している神経です。夜眠っているときにも心臓が止まったり、呼吸が途絶えたりしないのも、自律神経が働いているためです。(引用元 日本自律神経病研究会 WEBより)
自然に毎日過ごしていますが、人は意識してないのに、ちゃんとリズムをとって心臓が動いているのは自律神経の働きです。
さて、自律神経はリラックスすると副交感神経が優位になり緊張すると交感神経が優位になることはご存知の通りです。
どちらに傾いていても良くないわけです。バランスが大切です。
誤解されがちなのですが、自律神経のバランスが良い状態は、いつ計測しても50:50でバランスを取っている、ことではありません。
朝起きてから日中活動する時間に向かって交感神経が優位になり、夜睡眠に向かって副交感神経が優位になる、この推移がしっかりできている状態が”自律神経のバランス”が取れている状態です。
仕事が終わって帰宅して、ちょっと眠れないなと思った時、または翌朝に疲れが残ったなと思っている時は、副交感神経に切り替わって、リラックスモードになっていない可能性があります。つまりバランスが取れていないかもしれません。
もし自覚のある方は、すぐに対処してくださいね。
たとえ自覚がなくても、このチェックで当てはまったら無自覚のままバランスを崩して、交感神経優位のまま帰宅されているかも
☑️ 夕食の時間が床に着く3時間より前以内☑️入浴はいつもシャワー☑️布団から足を出している☑️足の爪が小さい
そんな時は緩やかに温めて、リラックすることがお勧めですよ。
緩やかな温熱は自律神経を整えます。
温め方はいろいろありますが、お湯がたっぷりの温めのお風呂、陶板浴など全身を温めると良いと思います。
お風呂の場合は、自分の体温+4度程度が自律神経のバランスには良いとのことです。(参考 安保徹の優しい解体新書 シャワーよりも断然入浴 より)
とにかく大切なことは、”緩やかに温める”ということ。熱いお風呂やサウナでは、かえって交感神経優位になるから要注意ですよ。
株式会社竹屋陶板浴(産業カウンセラー)宇野 武
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自分の身体だから、自分が一番大切にしてあげてくださいね
この仕事に就いて、なかなかの長さになりました。あたりまえですが、当初は温熱の意味もなにもかもわからなかったです。サウナや岩盤浴と陶板浴の違いすらも説明できませんでした(なつかしい。。)
似たようなものでも全然違うものはいろいろありますね。温熱療法も同じではないでしょうか。
ひとことで温熱療法と言っても、世間には身体を温める療法がたくさんあります。今日はたくさんある温熱療法について(多すぎるので掻い摘んで!)ご紹介していきたいと思います。
まず一般的に病院で温熱療法と言われると、マイクロ波やラジオ波などを用いたハイパーサーミア療法を指すことが多いです。狙いを定めて局所的に熱を送り、腫瘍の活動を止めることが目的です。
他には、全身温熱療法やマイルド加温療法があります。同じ”温める”でも、こちらは局所的ではなく、全身を温めて、HSPや免疫を促進させるもことが特徴です。(竹屋陶板浴の温熱はこれが一番近いかもしれません)
もちろん病院以外にもたくさんあります。
百草、枇杷の葉温灸などのお灸系。里芋パスタ、こんにゃく湿布、生姜湿布などの自然植物を使った手法。器具を使うものでは、三井温熱療法やイトオテルミーが代表格でしょうか。
文化として、日本には”湯治”がありますね。湯治は、温泉に長期間の逗留中に身体を癒すことです。ちにみに、日本温泉協会によりますと、温泉の歴史は古くは古事記や日本書紀に記述が見られるとのこと。地域ごとの異なる温泉の湯質によって効能が違うのもおもしろいですね。
ヨーロッパでも温泉療法は進んでいます。おなじみテルマエ・ロマエは古代ローマで皇帝に命じられた主人公が温泉保養地を作る話でしたが、ドイツでは、クアオルトが有名です。治療(クア Kur)+地域(オルト Ort)を合わせてクアオルト。山や森の中に、温泉施設、宿泊施設、病院や運動施設が備わっている、自然治療施設です。これは国の認定が必要で、なんと保険も効きます。自然医療が進んでいるドイツならではですね。
さて、思いつくままに温熱療法についてご紹介していきました。まだまだ種類はあるでしょう。
どの療法も一長一短、かならず長所と短所がありますし、そもそも目的も違っています。リラクセーションから特定の症状の緩和まで、本当に幅広くあります。ぜひ皆さんも機会があったらいろいろ試して見てくださいね。
あたりまえですが、こういったものは他の誰かに効いたから、誰にでも必ず効くかはわかりません。大切なのは、ご自身にあったもの・あった場所を見つけるということだと思っています。もちろん、加温は対処的なものです。最終的には道具や施設に頼らなくてもコンディションが良い状態を目指していただけると良いなとも思っています。株式会社竹屋陶板浴(産業カウンセラー) 宇野 武
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12月です。まだ明かりのない早朝からお店を開けております。空気のツンという冷たい刺激。いよいよ冬です。寒くなってきました。そして温まることがとても心地よい時期になりましたね。
身体を温める。
今でこそ、”温熱”の有効性と”冷え”の弊害については自律神経や免疫の仕組みを通じて、広く知られるところになりましたが、3500年以上前から温熱が大切だと言ったお医者さんがいます。「熱を生み出す力を与え賜え。さすればすべての病を治しましょうぞ」(引用元WEB 医療法人サーモセルクリニック 温熱療法の起源 より)
偉人、ヒポクラテスです。簡単に紹介すると・「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」などと呼ばれる。・ヒポクラテス(或いはヒポクラテス派)の最も重要な功績のひとつに、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。(wikipediaより抜粋)
”熱を生み出す力”で”全ての病を治す”温熱と免疫の関係を暗喩している格言ですね。では熱を生み出す力が出ないと、つまり冷えているとき、病はどうなるのでしょうか。日本では”冷えは万病の元”という言葉があります。昔から伝わる言葉は疎かにできないものですね。
ヒポクラテスは他にもたくさんの格言を残しています。例えば、
「汝の食事を薬とし、汝の薬を食事とせよ」(引用 一般社団法人 分子整合美容食育協会 検定公式テキスト)
分子整合医学の基本的な考え「We are what we eat (私たちは食べたものでできている。)」につながる格言です。つまり食事の質と量が身体と心にとって、とても大切だということですが、ヒポクラテスはまさに同じことを言っているわけです。対処医療では補えない知見をヒポクラテスの言葉が補ってくれます。
もう少しご紹介しましょう。「人間がありのまま、自然体で自然の中で生活すれば120歳まで生きられる」(引用 一般社団法人 分子整合美容食育協会 検定公式テキスト)
細胞分裂限界。ヘイフリック説。テロメアが年齢を重ねるごとに短くなり、細胞の分裂には限界がうまれる。だから人間の寿命の限界は120年であるという研究は1960年代に発表されたものです。
そして現代ではテロメアの長さは、睡眠・ストレス・運動などの影響を受けるという報告がありますが、ヒポクラテスは、”自然の中で生活すれば”(テロメアを削るようなことをしなければ)、120歳まで生きる可能性があるということを3500年前から言っているわけです。
ヒポクラテスの格言はまだまだいろいろあります。いつかまた別の機会にご紹介していきますね。
株式会社竹屋陶板浴 産業カウンセラー 宇野武
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寒い日が続いてまいりました。温活のご相談でふえてきているのが、睡眠のお話です。
体温と睡眠の関係はご存知の方が多いでしょう。人間は深部体温を下げて眠りに入ります。
ところが手足の末端や首のこりなど冷えがある場合には深部体温が上手く下がらずに眠りの質が落ちてしまうことがあるようです。
そこで今日は睡眠に際して、末端の冷えを解消するおすすめ方法についてお伝えしますね。
1)寝る前にお風呂に入ってリラックス
眠る直前にぬるいお風呂に入って血流を良くしてみましょう。熱いお風呂は交感神経が優位になるので、逆に目が冴えてしまうかも。身体に程よいゆるやかな温めで、副交感神経優位にして、手足の血流を良くしてみてくださいね。
眠りが浅くてーというかたのお話を聞いていると、実は帰宅してもシャワーばかりで湯船にはつからないんです、という方が結構います。
お風呂な手軽にできる温活の基本です。陶板浴などの低温サウナももちろんOKです。1日の疲れを取るためにうまく利用してみてくださいね。
2)睡眠時に足元を温めてみる
手足が冷たいなーと思いながらお布団に入るより、温かい方が眠りの質は上がるものです。手軽に足を温める為におすすめが、シルクの靴下です。
シルクの熱伝導率が低い特徴から、夏は涼しく冬は暖かく感じることができます。体温の変化がある夜でも、シルクの靴下は快適に過ごすことができるわけです。
他にも、湯たんぽなど足元を温める手段はたくさんあります。ぜひ冷えと温めを意識して睡眠力アップしてみてください。
3)呼吸法
自律神経と呼吸の相関はご存知の通りです。呼吸が浅いと交感神経優位になって、呼吸が深いと副交感神経優位になります。そして副交感神経優位だと血流も良くなります。
気が立って眠れないと感じたときに、呼吸法を試してみるのもいいでしょう。
呼吸法と言っても世界中にはたくさんの種類があります。その中でも、近年流行しているのが、ハーバード式の呼吸法でしょうか。
世界中の医療を訪ねて周ったアンドリューワイル先生がインドのヨガの呼吸からヒントを得た呼吸法方です。入眠前のリラックス方法としてずいぶん浸透しました。
1.口をすべめてシューと音を立てて、息を8つ数えながらしながら全て吐く
身体を温めると免疫が上がったり、血流が良くなるというのはだいぶ知られてきました。
昔から日本人はお風呂で温めることが習慣になっている民族なので、知識の裏付けがなくても、「疲れが取れる」という感覚で身体を温める方も多いのでは無いでしょうか。
「疲れが取れる」のは血流が良くなり疲労物質の代謝が上がるからということなのですが、もうひとつ理由があります。
それが今日お話しするヒートショックプロテインの作用です。ヒートショックプロテインを理解することで、健康維持、スポーツのコンディショニングにも役立てることができます。
では専門家の著書を引用しながら説明していきたいと思います。
ヒートショックとヒートショックプロテインは違う意味
本題に入る前に、最近、温泉や一般のサウナの店頭に「ヒートショックにご注意ください」という掲示を見かけるようになりました。ここでいうヒートショックとは、寒い場所から暖かい場所へ、急激な温度差による失神にご注意くださいという意味ですが、今日説明するヒートショックプロテインとは意味が全く異なります。
ヒートショックプロテインとは
「HSP温熱療法」は、細胞を殺すことが目的ではなく熱というストレスを与えて身体を温め、熱ショックタンパク(HeatShokProtein)を増加させ、病気やストレス障害で傷害された細胞の中のタンパク質を修復し、細胞(身体)をストレスに強く元気にすることが目的です。」(引用 ビジネス社 石原結寛 伊藤要子 著 からだを温めるとなぜ病気が治るか)
つまり、身体に熱を与えると、ヒートショックプロテインが傷ついた細胞を修復してしまうのです。これはとても優れものですね。近年では病気の治療や副作用の緩和のために、専門の病院で使われている技術です。
もちろんただ闇雲に温めればいいというわけではありません。温め方にはコツがあるのです。
「ガンの温熱療法」は細胞を殺す43度以上の高い温度が必要ですが、「HSP温熱療法」はヒトで体温38.5度 マウスで41度くらいのマイルドな温度で安全に効果が挙げられますので、「マイルド加温療法と呼んでいます」」(引用 ビジネス社 石原結寛 伊藤要子 著 からだを温めるとなぜ病気が治るか)
熱いお風呂の方が効きそうなイメージですが、ゆるやかに温めることが大切なポイントなのです。
スポーツでは事前にマイルド加温で温めると乳酸値が減ったという報告あります。つまり、ヒートショックプロテインが疲れを取ってくれているわけです。
41度程度のお湯で2〜3週間継続することが大切とのこと、陶板浴のような低温サウナもおすすめです。
マイルドにゆるーく温めて、心も身体もメンテナンスしてみましょう!
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ゆるーく温める(茨城県龍ケ崎市竹屋陶板浴)