こんにちは。
先日、冬の恒例
味噌作り教室がありました!
大豆を煮て味噌を仕込むまでを
みんなで見学や体験しながら覚えていただくという会です。
煮込んだ大豆を味見したり
袋に入れて豆を潰す体験をしたり
昨年仕込んだ味噌を食べてみたり。
「思ったより簡単に簡単にできるのね」
とおっしゃっていただくことが多いお味噌づくり教室。
講師の名前をとって
「みっちゃんの味噌づくり教室」。
皆さんここで覚えていただいて、
後ほどご自宅で仕込んでいただいています。
さて、みっちゃんのの味噌づくり
じつは2つのことで
普通の味噌作りとは違うのです。
それは
・味噌の出来上がりが早い
・塩分控えめでOK
の2点です。
ひとつづつ解説していきますね。
一般的に味噌は一夏越さないと作れない
と言いますが、
ここの味噌づくりは早い方で3ヶ月程度で召し上がれるくらい発酵します。
そして、一般的に味噌を手作りする際は、
一定量塩投入します。
これは味付けが目的ではなく、
味噌が完成するまでの過程で、
雑菌を抑えたり、腐敗を抑制する目的があるからです。
ところが、
みっちゃんの味噌作りは、
塩分は一般的な味噌よりも少なく使用するので
非常にまろやかな美味しい味になります。
なぜこんなことが実現するかというと、
仕込む容器に、
抗酸化作用のあるペール(バケツ)を仕込みに使用しているからなのです。
竹屋陶板浴にお越しの方にはおなじみの、
水を入れてあるバケツ型のあれです。
あのバケツで味噌を仕込んでしまうわけです。
酸化しづらい環境の中で
味噌は発酵を早めるので、
一夏越さずに召し上がれます。
さらに、
バケツの中は腐敗菌が繁殖しづらい環境なので
塩分が程々でも
腐敗することなく味噌が完成するわけです。
バケツ自体は長くご利用できるので、
今年で味噌仕込んで5年目です、という
リピーターの方が多いのも特徴です。
さて、
日本酒の蔵でよく使われている言葉で、
”和醸良酒”
という言葉があります。
和の心は良酒を醸し、
良酒は和の心を醸す
みんなの和が良いお酒をつくる。
良いお酒はみんなの和をつくる
という意味です。
ひとつのワークショップが
こんなに長く続いているのは、
出来上がった味噌の満足度が
みなさまの期待に沿うものであることが大きいのですが、
講師のみっちゃんや参加される方のみなさんの
楽しい雰囲気が、場も醸しているからだなー感じています。
和の心は良い味噌も醸しますね。
味噌づくり教室の
次回日程などは竹屋陶板浴のフロントまでお問い合わせください。
なかなか日程が合わないなーという方には
作り方のレシピもお渡しできるので、
ぜひフロントスタッフまでお声がけくださいね。
また別の機会で、
味噌の凄さ(良さではなくて、”凄さ”)も書いてみたいと思います。
よろしければご覧ください。
