(温熱)対処療法では補えない知見を補う格言の話

12月です。
まだ明かりのない早朝からお店を開けております。
空気のツンという冷たい刺激。
いよいよ冬です。
寒くなってきました。
そして温まることがとても心地よい時期になりましたね。

身体を温める。

今でこそ、”温熱”の有効性と”冷え”の弊害については
自律神経や免疫の仕組みを通じて、
広く知られるところになりましたが、
3500年以上前から温熱が大切だと言ったお医者さんがいます。

「熱を生み出す力を与え賜え。さすればすべての病を治しましょうぞ」
(引用元WEB 医療法人サーモセルクリニック 温熱療法の起源 より)

偉人、ヒポクラテスです。

簡単に紹介すると
・「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」などと呼ばれる。
・ヒポクラテス(或いはヒポクラテス派)の最も重要な功績のひとつに、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。
(wikipediaより抜粋)


”熱を生み出す力”で”全ての病を治す”
温熱と免疫の関係を暗喩している格言ですね。
では熱を生み出す力が出ないと、つまり冷えているとき、病はどうなるのでしょうか。
日本では”冷えは万病の元”という言葉があります。
昔から伝わる言葉は疎かにできないものですね。

ヒポクラテスは他にもたくさんの格言を残しています。
例えば、

「汝の食事を薬とし、汝の薬を食事とせよ」
(引用 一般社団法人 分子整合美容食育協会 検定公式テキスト)

分子整合医学の基本的な考え「We are what we eat (私たちは食べたものでできている。)」につながる格言です。
つまり食事の質と量が身体と心にとって、
とても大切だということですが、ヒポクラテスはまさに同じことを言っているわけです。

対処医療では補えない知見をヒポクラテスの言葉が補ってくれます。

もう少しご紹介しましょう。
「人間がありのまま、自然体で自然の中で生活すれば120歳まで生きられる」
(引用 一般社団法人 分子整合美容食育協会 検定公式テキスト)

細胞分裂限界。ヘイフリック説。
テロメアが年齢を重ねるごとに短くなり、細胞の分裂には限界がうまれる。
だから人間の寿命の限界は120年であるという研究は1960年代に発表されたものです。

そして現代ではテロメアの長さは、
睡眠・ストレス・運動などの影響を受けるという報告がありますが、

ヒポクラテスは、”自然の中で生活すれば”(テロメアを削るようなことをしなければ)、
120歳まで生きる可能性があるということを3500年前から言っているわけです。


ヒポクラテスの格言は
まだまだいろいろあります。
いつかまた別の機会にご紹介していきますね。

株式会社竹屋陶板浴 産業カウンセラー 宇野武

関連記事はこちらから